スペインは温暖な気候、美しい街並み、そして高い生活水準で知られ、日本人にとっても非常に魅力的な移住先・投資先のひとつです。
しかし、外国人がスペインで不動産を購入するには、いくつかの法律的手続きと注意点があります。本記事では、日本人がスペインで住宅・物件を購入する際に知っておくべきポイントを法律の観点からわかりやすくご説明します。
✅ 日本人でもスペインで不動産を購入できる?
はい、スペインでは非居住者(NIEを持たない外国人)でも不動産購入が可能です。市民権や永住権は不要です。
ただし、購入には以下のステップを踏む必要があります:
📋 不動産購入の基本ステップ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | NIE(外国人識別番号)の取得 |
| 2 | 銀行口座の開設(必要に応じて) |
| 3 | 希望物件の選定とオファー |
| 4 | アラス契約(手付契約)の締結と支払い |
| 5 | 公証人の立ち会いで売買契約書の正式締結 |
| 6 | 不動産登記と税金の支払い |
🆔 NIE番号の取得について
NIE(Número de Identificación de Extranjero)は、スペインでの法律行為(不動産購入、税務、契約など)に必須の識別番号です。
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日本でも取得可能:スペイン大使館・領事館を通じて申請可能
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現地での取得も可能:公証人や弁護士のサポートで数日以内に取得可能
💶 購入時に発生する費用と税金
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 物件価格 | 市場価格に基づく |
| 移転税(中古物件) | 6〜10%(自治体により異なる) |
| VAT(新築物件) | 10%+印紙税1.5% |
| 公証人費用・登記費 | €1,000〜€3,000 |
| 弁護士費用 | 通常は購入価格の1%程度 |
| 年間固定資産税(IBI) | €200〜€1,000以上(地域により) |
📌 物件価格の10〜13%を諸費用として見積もるのが一般的です。
⚖️ 法律上の注意点
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物件に担保・未払い税金がないか確認(デューデリジェンス)
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都市計画上の問題がないか(特に別荘や土地購入時)
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所有権の確認と不動産登記の正確性
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賃貸中物件の購入には賃借人の権利保護が必要
👉 これらはすべて、信頼できるスペインの不動産弁護士によって事前にチェックすることが重要です。
🧑⚖️ Borderless Lawyersのサポート内容
当事務所では、日本人クライアントに向けて以下のサービスを提供しています:
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NIE取得サポート
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弁護士による物件のデューデリジェンス
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アラス契約と本契約のチェック・作成
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公証手続きの代理
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税金・相続に関するアドバイス
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購入後のビザ・滞在手続きとの連携サポート
✈️ スペイン不動産を通じて豊かな生活を実現しませんか?
スペインでの不動産購入は、資産形成だけでなく、生活の質を高める選択肢にもなります。ご自身やご家族の第二の拠点として検討されている方は、まずは法律面の不安を解消することが重要です。