スペインに不動産を持つ日本人オーナーにとって、相続・贈与は避けて通れないテーマです。
将来、ご家族にスムーズに資産を引き継ぐためには、早めの対策と正確な知識が重要です。
この記事では、スペインにおける相続・贈与税の対策方法を日本語でわかりやすくまとめました。
⚖️ なぜ対策が必要なのか?
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スペインの相続税・贈与税は受取人が支払う仕組み(受益者課税)
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近親者以外への贈与では税率が30〜40%以上になることも
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自治州によっては控除が少なく、日本より高い納税額になるケースあり
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遺言書がないと法定相続や権利トラブルの原因に
📌 相続・贈与対策の主な手段
1. スペインでの遺言書(Testamento)を作成
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スペイン不動産に関する遺言は、スペイン国内の公証役場で作成するのがベスト
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国際的な法的効力を持ち、日本の相続との併用も可能
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遺産分割のトラブルや追加費用のリスクを軽減
✅ Borderless Lawyersでは、日本語対応で遺言書の作成サポートが可能です。
2. 生前贈与を活用して税率を最適化
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贈与税は資産取得時に課税されるため、将来の値上がり前に移転するのが有効
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マドリード州では、子や配偶者への贈与に最大99%の控除が適用されます
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一度に贈与するのではなく、**分割贈与(分けて贈る)**ことで控除枠を最大活用できます
3. 保有州の選定と見直し
| 自治州 | 相続・贈与税控除 | 備考 |
|---|---|---|
| マドリード州 | 最大99%控除 | 日本人非居住者にも一部適用可 |
| アンダルシア州 | 近年控除が拡大 | 変更の多い州、事前確認が重要 |
| カタルーニャ州 | 控除が限定的 | 税率も高め |
| バレンシア州 | 中程度 | 相続税の手続きが煩雑な傾向 |
📌 不動産の所在が控除の多い州にある場合、節税効果が大きくなります。
📈 具体的なシミュレーション
例:€300,000の不動産を子どもへ贈与
| 州名 | 控除後課税対象 | 税率 | 納税額目安 |
|---|---|---|---|
| マドリード州 | €3,000(1%課税) | 5% | 約€150 |
| バレンシア州 | €300,000 | 7-21% | 最大約€40,000 |
| 控除なし(外国人扱い) | €300,000 | 24% | €72,000 |
🔍 適切な手続きがあれば、数万ユーロ単位の節税も可能です。
🧾 注意すべき法的ポイント
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日本とスペインの相続制度の違い(法定相続 vs 遺言優先)
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二重課税を防ぐためには、日本とスペインの租税条約の確認が必要
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資産の評価額(カタストロ価額または実勢価格)に注意
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相続・贈与後の登記変更手続きと費用も想定しておくべき
👨⚖️ Borderless Lawyers の支援内容
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相続・贈与のシミュレーションと税務アドバイス
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スペイン遺言の作成サポート(日本語解説付き)
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贈与契約の作成と公証手続き代行
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相続税・贈与税申告と納税手続きのサポート
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日本とスペイン両方に対応した総合的アドバイス
✅ 相続・贈与対策は「今」始めるべき
スペインの不動産資産を守り、ご家族に安心して引き継ぐために、事前の準備と正しい情報が不可欠です。